「土方さん…、死なないでくたさいね」 「わかってるよ。俺はお前を残して、逝ったりしねぇよ」 彼はこちらを向き、小さく笑った。 私は今までずっと持っていた土方さんの浅葱色の羽織を彼に差し出した。 「これは浅葱色の羽織…?」 「この羽織は私がずっと持っていた貴方の物です。ずっと返そうとしてたんですけど…」 彼と離れてしまったから、返せなかった…。 なんて、言いたくない。 それを言ったら、彼はまた自分責めてしまうから。