『拝啓 片桐愁様 お忙しい所、申し訳ありません。 この度は貴方にお願いがあって、文を送らせて頂きました。 お願いとは貴方の姉、涼の事です。 涼は京に居る時、長州浪士を家族の仇として殺していました。 初めて出逢った時、涼の顔は哀しみと憂いに満ちていました。 しかし、新選組と暮らしているうちに以前の自分を取り戻していたようです。