記憶の桜 -花空残夢-



「これからどうしよう…」




暇になった私は縁側でひなたぼっこをする事にした。




冬が近いというのに、陽射しは春のように暖かい。




何か、眠くなって来た…。




私は眠気に負け、目を閉じた。



「姉上」




ふと、愁の声がした。




目を開けると、仙台に居るはずのない愁が居た。




「あぁ、私、寝ぼけてるのかな?愁の幻影が見える」




「寝ぼけてないでさっさと目を覚ましてよ、姉上」




愁に頬をつままれ、寝ぼけていた私の意識ははっきりした。