「はじめまして、結希嬢。東雲渉と申します」







キラキラと輝く世界。

たくさんのシャンデリアが下がる広い会場に、挨拶を交わす大人達。

いつかは私もあそこで愛想を振りまかなくちゃいけないのかと思うと、うんざりしてしまう。

そんな中。

ひときわ輝いて見える男の子が、私に挨拶をした。







…今考えても。

あの時の渉は、同い年のくせにやけに大人びて見えた―――……。

























…あの出会いから約5年。

あれからめったに会うことの無かった父の取引先の御曹司に、私は思いもしない場所で出会うことになる。