学校から3分の所にある駅前のカラオケに到着。
「いらっしゃいませ」
「あ!川村先輩!」
「あぁ!赤城じゃねぇか。久しぶりだな~」
「そうですね。同じ学校にいながら、全然会ってないですね」
「だな。たまには顔出してくれよな」
「はい」
川村先輩はサッカー部の部長で、領汰と仲がいい。
領汰も元サッカー部だったから、たまに顔を出してたんだ。
頭もいいから、怜汰に勉強を教えてたこともあったっけな~。
「あの~。先に着てる坂下っていう人ってどこのボックスにいますか?」
「坂下は201だな」
「わかりました。ありがとうございます」
スタスタスタ...
「かかったな、赤城棗」
「川村先輩。作戦決行しますか?」
「・・・・あぁ。決行だ」
-----------------

