ムスッとしてひと言も話さないで、そばをすする私。 それをチラチラと見る、桜木くん。 「砂岡さん。」 「・・なに。」 「雨宮さんって、どこの人?」 「22階の人」 「え~?すごいな、エリート中のエリートじゃないか。 僕もいつか、あそこで働きたいなあ。」 そばをすする手を止め、うっとりとする桜木くん。 そうなんだ。やっぱり。 先生ってすごいんだ。 じゃあ、あの浜田さんもすごいって事だよね。