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「え~、今からクリスマスパーティーを始めまぁ~す!」



「いいじゃん。盛り上がるねぇ。」



「ほら、稚春も持って!」




どうしてこんな事になってるんだろう。




理解できかねない。



ブンブンと頭を振る。



夢だ。そうだ、きっとこれは全部夢なんだ。




ボーとしていた頭に気合いを入れるために頭を叩く。


あ。やっと覚醒してきたかも。やっぱり夢だったんだぁ!



わぁい!と両手を上げて喜ぶ。



でもそれは





「一足先のハッピークリスマス!!!」



「ハッピークリスマス~!!」




――パンッ!パンッ!――





勘違いに過ぎなかったらしい。





目の前に居る二人の女の子。



その二人の手にはピンクと黄色のクラッカーの紐が握られている。



それは、今さっきクラッカーを鳴らしたという事を表している。