初恋は夢の中

進藤先生が、落ち着いたトコロに、また詰め寄った…



進藤先生は私の顔を見るなり、
ひぃ~、ごめんなさい…。
と、後ずさりをして壁まで追い込まれた。



「でっ、このTシャツは何故?買わせたの?」
項垂れる進藤先生を見て、少しやり過ぎたと思い、優しく聞いた。

「本当に、知らないんだ…。化粧品とかお菓子は、知ってるけどソレだけは、本当に知らないんだ…。三和ちゃん、信じてよ…」

本当に、知らないらしい…

「も、もう!桃子の夫なんだから…しっかり、管理してよね!」
腕組をして、怒ったフリをした。

ちょっと、やり過ぎた…らしい…。

「はい…。頑張ります…」
進藤先生は、ホッとしながら言った。

「進藤先生は、優し過ぎるからな…」

「先生だって、優しいだろう?人の事、言えないよ!」
進藤先生は、急に威張った。

「や、優しいけど…怒ったら、こ、恐いもん!」

「俺、先生の怒った所、見た事ないぞ。三和ちゃん、よっぽどの事したな!」

別に!!
と言って私は、立ち上がった…