俺は思わず苦笑する。
あまりにも正直すぎる。
凌花の涙がぽろぽろと溢れだす。
「先輩…あたし…先輩が好きです」
「…うん。知ってる」
真っ直ぐな想いが伝わる。
君の涙は嘘じゃないと心の底から感じる。
「知ってるから…答えたいと思ったんだよ」
心の底からその想いにこたえたいと思った。
こんな想いは……初めてだった。
「俺は…凌花のことが好きだ。これは本当だ」
「……それだけで…あたしは幸せです」
少し頬が赤くなっている凌花が可愛くて…
俺は思わず、抱きしめたくなった。
ぎゅっと抱きしめられた凌花は驚きで目を丸めていた。
「せ、先輩?」
「…俺と付き合ってくれる?」
俺の言葉を聞いた瞬間、凌花の顔が綻ぶ。
花が咲いたような、ふんわりとした笑顔
今まで見た、凌花の笑顔よりも綺麗だった。
「…はい」
凌花の笑顔が…
声が…
瞳が…
俺の心に染みる。
俺のこの気持ちは…
君と初めて出会った時よりも加速しているようだ。
「…二人でいちゃいちゃしようか」
甘い言葉で凌花を誘う。
彼女は恥ずかしそうに頬を赤くし、俺の唇に優しくキスをした。
「いっぱい愛してくださいね、先輩」

