図書室の秘め事*50㌢の距離*




俺は思わず苦笑する。
あまりにも正直すぎる。
凌花の涙がぽろぽろと溢れだす。



「先輩…あたし…先輩が好きです」



「…うん。知ってる」



真っ直ぐな想いが伝わる。
君の涙は嘘じゃないと心の底から感じる。



「知ってるから…答えたいと思ったんだよ」



心の底からその想いにこたえたいと思った。
こんな想いは……初めてだった。



「俺は…凌花のことが好きだ。これは本当だ」



「……それだけで…あたしは幸せです」



少し頬が赤くなっている凌花が可愛くて…
俺は思わず、抱きしめたくなった。
ぎゅっと抱きしめられた凌花は驚きで目を丸めていた。



「せ、先輩?」



「…俺と付き合ってくれる?」



俺の言葉を聞いた瞬間、凌花の顔が綻ぶ。
花が咲いたような、ふんわりとした笑顔
今まで見た、凌花の笑顔よりも綺麗だった。



「…はい」



凌花の笑顔が…
声が…
瞳が…
俺の心に染みる。



俺のこの気持ちは…
君と初めて出会った時よりも加速しているようだ。



「…二人でいちゃいちゃしようか」



甘い言葉で凌花を誘う。
彼女は恥ずかしそうに頬を赤くし、俺の唇に優しくキスをした。



「いっぱい愛してくださいね、先輩」