『黒澤ー、ちょっとこれ運ぶの
手伝ってくれー。』

「はっはぃ.....。」

チラッと愛梨を見ても愛梨は黙ったまま。

先生に渡されたダンボールの箱を持って
1階まで降りることにした。

ちょっと重くて歩いていてヨタヨタしてくる。
全く前が見えない。

ゆっくり...ゆっくり階段を
おりていると─...

─ドンッ

「...きゃあっっ!」

そのまま...目の前は何にも見えなくて
視界が真っ暗になった。

そして...もう
この後の記憶がない。