健也には凄く感謝している。
けど...このバイトは
結構キツい。
健也に金がないけど1ヶ月記念にネックレスをプレゼントしたいって言ったらこのバイトを紹介してくれた。だから俺も頑張るしかない。けど...やっぱ毎日だし疲れる。
美鈴は今頃何しているのだろう―...。
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「いじ...誠司!」
「え...?」
「何ボーっとしてるの?」
「あっああ...。」
「お昼...食べないの?誠司のために今日はグラタン手作りしてきたんだけど...」
「たっ食べる!行くか。」
そう言ってまた教室を出た。
すると―...
廊下に昨日の男がいた。
また美鈴を切ない顔で見つめている。
「っ―...」
美鈴もそれに気付き下を向いた。
俺の知らないところで何か合ったように見えた...。
「せっ誠司いこっ!」
「あっああ。」
「アネゴ!」
「ほら、行くよ。」
“アネゴ"...?
何でそんな事―...?

