でも...この子もこの子だから
騙されるんだ。
私は関係ないんだから...
もうあんなことは...。
「先輩。私恨んでいる男が2人
いるんです...。」
「誰...?」
「まず1人目からでいいですか...?」
「うっうん...。」
「さっき話した人は後で言います。
まず1人目から...その人大学生なんです。」
「そっそう...。」
なんとかして断りたい...。
変わらなきゃ...。
これから誠司とうまくやっていきたい。
「昨日まで付き会っていたんですが...。
昨日塾の帰りにその彼が女の事
交差点でキスしているの
みちゃったんです...。」
「くらかったから見間違いじゃないの?」
イライラしているのが自分でもわかる。

