シスコン王子とブラコン姫



悟Side

「ただいまー。って誰もいねーか。」
ちょっとぼろアパートに暮らしている俺。
沙菜の家は立派だったなー。
こんな家とてもじゃねーけど
はずかしくてみせれねえや。

「はあっっ...。」

「悟はどーしたのかな??」

「わっっΣびっくりさせんなよ。
姉ちゃんもう帰ってきてたのか?てか
電気ぐらいつけといてくれよ。」

「うるさいわねー。ちょうどいま
帰ってきたのよ。今日はあんたが夕食
作る日なんだからはやくしてよね。」

「分かってる!」

「今日はグラタンがいいなー。」

「そんなのつくれっかよ!ラーメンで
いいだろ??」

「悟...急に冷たくなったね...?」

「そうか...?」

「うん。冷たい。そんなに沙菜ちゃんの事
きにいっちゃったかんじ??」