行かなければ...
「龍也っっ!」
私は龍也に駆け寄った。
「玲奈ちゃん...。」
そう私の名前をよんだのは
龍也じゃなく龍也の両親だった。
「おばさん...おじさん...。」
「れっ玲奈ちゃん...「龍也!」
そんなおばさんがいっていることを
私は遮って龍也の手を握った。
「誰...?」
「え...?」
今...なんていった...?
「だから、誰って?」
「りゅっ龍也...ハハハッ冗談は
やめてよねー。こんな事故があった
っていうのにさー。」
「なれなれしく話しかけてくんなよ。
お前は俺の...なんなわけ?」
「どういうこと...?まさか忘れたとか
ないよね...?私だよ。玲奈!
一緒に映画みにいったじゃん。それで...
事故にあっちゃって...。」

