俺様王子にご注意を


「わっ私は大丈「俺は
玲奈に逃げられたくねえんだ。
幸せにしてやりてえんだ。
けど...どうすりゃいいんだよ。」

「和也.....。」

和也の姿はまるで幼い少年の
ように小さくて...寂しそうだった。

どこかで見た事のあるような子。

昔の私みたい.....

お母さんがいつも仕事で遅くまで
帰ってこなくて.....

いつも1人でいた......。

私もあんな悲しい顔していたのかな。

「大人に...なる。だから俺が
大人になったら...玲奈を
全部くれ。」

「っっ......うん!
行って.....家族みんなで.]

どうしてこれだけの言葉なのに
こんなに言葉が震えるの?

「...ごめん。」

「...うん。」

笑顔でおくりださなきゃ。
決めたんだから。

クリスマスもお正月もいらないよ。

だから...だから.....


和也の愛がほしい。

私だけの和也がほしいよ。