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「ふふふ~ん♪」

朝から学校でコソコソ雑誌を読みながら
鼻歌を歌っている玲奈。
チラッと見てみると玲奈が
見ている特集はクリスマス特集。

「あっ、かっ和也!なっ何よ?
見た!?」

玲奈はスッと雑誌を隠した。

「いや、見てねぇ...けどさ。」

「だっだったらジロジロ見ないでよね!
変態みたい!」

へ、変態!?俺がっ!?

「ふざけんなよ。誰が変態だっつーの!」

「変態でしょ。和也は目がエロい。」

「あのなあ「大宮っ、便所行かねえ?」

西本が遠くから腹を抱えて
俺を呼んでいた。

また連れしょんなのかー...?
かっこ悪ぃ。

「おー、今いくからお前漏らしたら
はじかくから先行ってろー。」

西本は腹を抱えたまま走ってトイレに
向かっていった。

「...最近龍也と仲いいよね。」

玲奈が西本がいた方向を眺めながら
ぽつりとつぶやく。

「...まあ、な。そんな事言っている
玲奈ちゃんも西本くんと仲いいじゃん。」

「ええっ!?何で!?」

「いや、何となく。」

そう言って俺は西本がいるトイレに行った。

ちきしょう。
また連れしょんだって誠に冷やかされた。

だっせえな。