「私だけ...夢中に...なって、た?」

「...何で、そんな風に...思うんだよ...」

俺の手が震える。

「へえ...?」

「お前にとって...俺は...
その程度だったってことかよ...。」

「そんなっ、違「距離を置きたくても
俺たちは置けねえよ。だから...
精一杯のことをしよう。もう必要以外
俺たち喋るのはやめよう。」

「...は?」

こんな事言いたくないのに...
止まらねえ...。

「近すぎた。疲れたんだ。お前と...
一緒にいることがさ。」

違う。そんな事思ってない。

けど.....
「うん、分かったよ。」

え...?

「もう必要以外和也に話しかけるのは
やめる。目もあわせない。それで...
いいんでしょ?」

な...んだ。

「ああ。」

「じゃあね。」

結局俺たち─...

─バタンッ

この程度の関係だったってこと...かよ。

なんだ...なんだ.....。

ばっかみてえ。