「...好きになったらさ...
みーんなおかしくなっちゃうんだよ。」

「ふっ...。おかしく...ね。
したら、俺はもしかしたら大倉の事
空きすぎておかしくなっちゃって
忘れちゃったのかもしれねえな。」

龍也の顔を見れない...。

「俺、あの時玲奈が病室来た時
分からなくても捕まえておけばよかったって
後悔している。でも...やっぱだめだ。」

龍也は顔を隠して笑っている。
だからどんな顔をしているのか
分からないよ...。

「...ごめんね。」

「大倉。俺さ...すっげえ不安なんだよ。」

不安...?

「記憶がかけていて...きっとすごく
俺にとって大事な部分だったはずなのに。
でも...俺やっぱりわかった。何度
壊れてもまたお前を好きになってしまうって。」

「何言って///「俺も十分おかしい。
でも大倉の答えは分かっている。だから...
返事はいらない...けど好きだ!」

「っっ.....?!」

初めてこんな告白された...。
龍也の思いが...すごく私には伝わったよ?



「へえ...そんな事あるんだね。」

「なっ何それ!恵美が聞いてきたくせにそうやって
すぐ興味ないみないみたいに棒読み
するんだからっ!」

「別にー。でも中学の頃から龍也くんは
ストレートに何でも言ってたよね。」

「へ!?そうだった?」

全然そんなイメージはない。