「...玲奈「入ってこないで。」

また...最低な事言っちゃった。
言うつもりなんかないのに口が
勝手に動いてしまう。

「俺─...「ごめん。今は無理だから。」

八つ当たりばっかしてる.....。

─ガチャッ

「へ...っっ!?」

何で...?カギしめたのに...ドアが
開いて...「玲奈?」

和也の片手には10円玉があった。

「さっ最低!勝手に入ってくるなんて!」

「だって仕方がねえじゃん?また玲奈
泣かしちゃったんだからさ。」

和也はニコッと笑う。
和也が私を泣かしたんじゃない。
...違うよ?

「ん?」

和也は私の顔を笑って除く。

「.....ばか。」

ほら、私はこんな最低な事しか言えない。
私は和也に抱きついた。

「はぁー...1人で泣くんじゃねえって
言っただろ?」

「...分かってるもん。」

和也の前で思いっきり泣いてやる。
和也は、そんな私を強く抱きしめてくれた。

この体温は忘れないよ?

ねえ、和也。私、1人じゃないんだね。
そばに和也がいる。和也...和也が
泣かしたんじゃないよ?でもね...何で
泣いてるかって言われたら和也がスキ
だから泣いているんだ。
だから...和也はいつまでも私の隣で
笑って?そしたら私も笑うから。