口をふさがれたまま誰かに引っ張られ
奥へと連れてこられる。
「や...たすけ...て。」
女子じゃない力強さ。
男子.....?
「じっとしてろっ!」
すごく低い声で怒鳴られた。
やっぱり男子だ.....。
「和...也。」
「黙れ!どうせあんたは和也くんのことを顔とかで色々騙して手に入れただけなんでしょっ!?」
何よ...ソレ。
沢山の女子が近づいてくる。
「ちが...う。」
苦しい。声がでずらい。
私...どうなっちゃうの?
「何が和也よっ!うちらの方がずっとずっと先に好きだったんだからっ。うちらの方が大宮くんがスキなのよっっ!」
「何よ...それ。」
「っっ!あんた今の自分の状況分かっていってんのっ!?」
「知らないよ。...そんな卑怯な事する奴になんか...和也は目にとめないよ。」
「っっ!やちまいなよっ!」
「きゃっ.....。」
沢山の男がいきなり出てきた。
何....?この人数。私の腕や足をつかんで
ニヤニヤしている。