「おい、玲奈!「ごめん。待ってて。」

和也にそう言って私は
女の子と教室を出て行った。

「ねえ、どこ...行くの?」

上靴は一緒だから同じ学年のようだった。
タメ口でいいんだよね...?

「いいから、きてよ。」

「...うん。」

さっきとは態度が全く違う。
別人みたい。
ついていって...大丈夫かな?

そして女の子は図書室の入り口の前で
止まった。

「どうした...の?」

「いいから入って。」

「へ...?ここじゃなくても...「あまり時間かけたくないんだから。さっさと入ってよねっ!」

「う...ん。」

何...この子。

─ガチャッ。

「え.....?」

「こんにちは。大倉玲奈さん。」

中に入ると7人も女子がいた。

「何.....?」

私を連れてきた女の子に聞いてみても
さあ?としか言わない。

ヤバイ.....?

なんかこの空気。
急いで図書室から出ようとしてもカギが
かかっていた。

出られない。

カギをあけようとしたときだった。

「きゃっ.....。」