どんなウソで冗談でもいい。
意地悪でも俺様でもいい。和也がそばにいてくれれば.....。

でも.....

「和也。用事あるんでしょ?行ってきなよ。」

「.....はあ!?」

「...村上くんが言ってたの聞こえちゃったんだ。私の事は気にしないで。和也のおかげですっごい元気でたから...私は大丈夫だから。」

「玲奈...聞こえてたのかよ。」

「うん.....。」

何でそんなに赤くなるのよ...。
そんなにその子がすきなの...?

「玲奈...あのさ...「私になんか話していたら時間の無駄だよ?悪いけど全然恋愛経験ないから相談とかのれないしさ...ほら、行って来なよ。」

「玲奈...。」

「素直に気持ちぶつけてきなよっ。」

「ふっ...さんきゅっ。」

そう言って和也はどんどん私から
離れていく。
離れていかないでよ...1人にしないでよ...。
そういいたたくても言えない。
1人で泣くなっていったのは和也のくせにね...。
和也はどんどん小さくなっていく。
そしてどんどん和也の小さな姿が滲んでいく。
空にある星のようにキラキラ光って届かない。
これで...良かったんだ...よね?
和也が幸せに...なれるなら─...。

よかったんだ...よ。