「頼むよ。大宮...。」

先輩たちも近づいてきた....

「なっ...先生!おっ俺じゃなくてもいいじゃないっすか!ほら、俺だけが大倉と同じクラスなわけじゃないんすよっ!まっ誠だって一緒だし─...。」

「頼むよ。そしたらお前につきっきりで色々教えてやるからさ??な??」

「俺達も女紹介するからっ!なっ??」
先輩たちまで俺にしがみついてくる...

「っっ...」

「頼むよー??な、な??」

でも...それだけは...

「じゃなきゃ、お前を退部させるぞおおおお!」

部長はいきなり飛び上がって言った。

「ちょっ...部長!何言ってるんすか?!」

「さー...どうする??」

顧問も先輩や部員たちまでにやにやしやがって...。

結局女目当てってことかよ...。

「...わかりました。」

「いよっしゃー!」

周りの男子は喜びまくっていて...。とても高校生とは思えない。

でも今の玲奈を1人でいさせるなんて少し心配...。

これでいいんだよな??