何なんの...??この会話...。
聞いていてイライラするよ...。ていうかもう2人の世界にはいっちゃってるし...

すると恵美は小声で私と和也に
「ほら、気遣ってよ。しっし。」

イラッ...。

「「はいはい。」」といって私たちは弓道場から出た。

で...和也と2人っきりだから...なんか...話しづらい。

てか、何なの?和也と一緒になるとよくなるこの沈黙。

何話せばいいの??

んー...あー...なんか話題...

うー...

「なっなあ、玲奈さー...。」

「にゃっなに??」

「ふっ猫じゃねーんだから...。」

「なっ....いいでしょっ!」

突然話しかけられたからびっくりしただけなのに...。

「まーいいや。そーいえば聞いてなかったんだけどなんでゲーセンでもそうだけど今日も屋上であんなにおお泣きしてたわけ...??」

「え...。」

そんなストレートに聞かれるなんて考えてもいなかった。

「べっ別にいでしょ。」つい意地をはって言ってしまった。

「よくねーよ。ゲーセンでぶつかった奴も今日の転校生も西本だろ??何かあんじゃねーの??」

「別に...関係ないじゃん...。」

このことはとにかく忘れたくて和也にはふれてほしくないことだった。

「んだよ...。」

「え...??」

「話したくねーならいいけどよ...そんな奴のためになんか泣くなよっっ!!」

「っ...和也??」

「玲奈っ!」

「はっはぃ...。」