俺様王子にご注意を


和也Side

「泣き止んだ...か??」

「うん。ありがとっ。」

そういわれて玲奈の方をみると俺に笑顔を見せてきた。

玲奈のいまの笑顔は...ほんとに素直に可愛いって思えるほど可愛かった...。

「じゃっじゃー、教室戻るのか??」

「うーん...まだ戻りたくなぃ...。」

「へっ...///」

そんな玲奈が可愛すぎて...もっともっと...一緒にいたいって思ってしまった。

でも─...これ以上一緒にいたら...また玲奈にキスをしてしまいそうで...玲奈の唇を奪ってしまいそうで...。

だから...今は玲奈から離れなければ...。

「じゃっじゃー、一緒に戻ったらまためんどいし怪しまれるから俺先に戻ってるな。」

「まっ待って...。」

「...は??」

いま...何て...?

「行かないで...。」

「...??」

「いっ一緒にいて...ょ??///」

玲奈の声はすごく震えていた。

「れい...な??///」

「まっまだ一緒にいてよ。かっ和也が1人で泣くなっていったくせに...///」

「あっ...ああ。そうだ...な///」

やばい... 絶対いま顔が真っ赤だ...。

ドキッドキッ...

心臓の音が...玲奈に聞こえてしまう...。

ドキッドキッ

やばい...。