和也Side
｢おーっす｡｣
相変わらず村上誠は俺に飛びついてくる。
すこし暑苦しいけどこいつが1番話しやすい。
｢なー､和也｡俺恵美ちゃんのあどげっとしちゃったー｡いいっしょ??いいっしょー??」
うるせ...
｢あー、別に｡｣
｢んだよ~!お前は玲奈ちゃんのあどしりたくねーのか??」
｢別に...｡｣
玲奈のあどくらいしっているし...。
でも...最近玲奈と話していない。
今日もまたいつも通りはやく学校へ来てしまった。
いつも遅刻するかしないかぐらいで教室にはいるけど...。
最近は早く起きて学校に来ている。
別にヒマでもないし...
誠がうるさいけどなんだか落ち着くから別にいいとは思っていた。
『玲奈~おはよ。』
女子の声が聞こえた。
きっと玲奈がきたのだろう...。
｢おはよー｡｣
玲奈は1人1人女子にあいさつして自分の席に座った。
だからつまり...俺の隣。
でも玲奈は何も言って来ない。
だから俺も何も言わない。
玲奈は何もしていないのに...。
『玲奈ｰ!ちょっとこっち』
玲奈は何人かの女子に呼ばれて教団まで言った。
