でも部屋の中は真っ暗で誰もいなかった。
「どうして...??」
靴はあったはず...。
そしてお風呂を探したりとにかく全部の部屋を探した。
でも...いない...。
「はー...。」
違う靴で出かけたのかもしれない...。
ガサッ...
「ふっふえ...?」
和室のほうから何か音が聞こえた。
でも...和室は軽くチェックしただけ...。
もしかして...泥棒?!
和室には入ったことがない。
1度だけチラッと見たことがあるけど...。
お仏壇があったような...
って...そう考えてる場合じゃない...。
泥棒かもしれないよ...。
どっどうしよ..。
怖い...。
怖すぎる...。
ガサッ...
また音がした。
「...ふぇ...うぅ...。」
そしてキッチンまでいきフライパンを片手に持ち和也の部屋から自転車にでものってつかっていたようなヘルメットを持って
和室のドアをゆっくりあけた。

