「ふ~ん...玲奈ちゃんも色々大変だね。」

「たっ大変って...何がよ!?」

「ん~...まあ、いろいろと...ね??」

和也とキスをしてから1週間が経っていた。

今は恵美とお弁当を食べている。

といっても...キスの話ではない。

おばさんと和也とのことをべらべら喋るわけにもいかない。

だから...和也と最近喋っていないことを話した。

目があっても何も喋らないし
目があってもすぐに反らされる。

だから私も今は目があわないようにしている。

向こうもきっと同じだろう。

だから私も和也をみないって決めた。

決めたけど...こうやって恵美につい和也の話をしてしまう...。

「でもさ─...なんで急に話さなくなったの??玲奈ちゃんだって何もしてないんでしょー??」

「うん...。」

ほんとは心当たりがいっぱいある。

でも恵美にはいえない。

でも恵美はなんとなくわかっているような顔をしている。

だから私も信用して...悩みや不安を言っている。

恵美に話すと...気持ちが楽になるし軽くなる...。

「ねー、玲奈ちゃん。玲奈ちゃんからは話しかけてみたの??」

「...えーと。」

「話しかけてないんでしょ??」