何時間も黙ったままで
今は16時...。
「ふああー...。」
少し眠たくてあくびをした。
窓の外をみるときれいな夕日がみえた。
「わ─、きれ─い。」
つい声にだしてしまった。
「玲奈ちゃん...私...実は...」
「へ...?」
おばさんは夕日を見てまぶしそうな顔をして私のことをみて微笑んだ。
「私ね...昨日の夜仕事なんかじゃなかったのよ...。」
「え...??」
仕事じゃないってことは
やっぱり...。
「私...彼氏がいるのよ。」
「かれ..し??」
なんとなくわかっていたけど
おばさんからちゃんといわれると
少し戸惑ってしまった。
家族でもない私が...
なんと言えばいいのだろう...。
血の繋がりもない...
ただの居候なのに...。

