ー3階の空き教室。 「恋愛相談?」 「はっ…はい…」 有栖と委員長を二人っきりにさせて 俺と鈴木は廊下で待機することにした。 「でもさ、好きな相手に 恋愛相談ってありなのかよ?」 「まったく鈴木は恋愛ごとには 疎いよなー。ありだよ。 好きな相手に恋愛相談をする。 つまり相手はどうしてほしいのか 間接的かつ直接的に聞けるってわけだ」 「…お前が逆に恋愛に詳しいことに 俺は驚きだよ」