コクリ、頷けば。 「ん〜。……じゃあ、はい。」 「へ?」 あたしに差し出されたのは、洋の手。 「愛実ちゃんちに着くまで、ね?」 ふたたび、あたしの頬にじわじわと熱が広がる。 こ、これは……手を繋ぐってこと、でしょうか……!