「……んんっ」 目を開ける。 なんだかすっごくよく寝た……。 って!? あたし……あの後意識失ったのか……。 見回すと、窓の外は暗く、部屋のオレンジ色の照明がムーディーに室内を照らしている。 まるで、ホテルの一室。 「あれ、起きましたか?」 カチャッとドアが開き、入ってきたのはあの王子様。 きょとんとした顔を装ったけど、内心は大興奮中……。 だって! 学園の王子様が! 寝起きに会いに来てくれて、こんな近くであたしに話しかけてくれて……。 一生分の幸せを使い果たした気がするよ……。