透也は私が働いている店の三軒隣の
ホストクラブで働いている
昔からの幼なじみ―。

私たちのことはほぼ何でも知ってるし
いつも優しく見守ってくれてる
すごく優しい奴。

店長の話を聞いて本当に申し訳なく思った。

店長や店のみんなもそうだけど、
何より透也に迷惑かけたのが一番申し訳なかった。

そんなことを考えながら歩く帰路は
いつもより長く感じた―。