郁人はリビングのテーブルでカタカタとパソコンで

書類を作っていた。

「いそがしいの郁人。手伝おうか。」

「ん~大丈夫、でも、菜々美そこにいて。」隣を指さす

しばらくそのまま時間が流れる。

カタ。音が止まった。

「菜々美?寝てる。」

「あ、ううん、ぼんやりしてた。終わったの?コ-ヒ-入れようか。」

「ありがとう。なんかいいなあ。無理して帰ってきてよかったよ。」

コ-ヒ-を飲みながらゆっくり過ごすなんて久しぶり。

「あ、おれ菜々美に聞きたいことがあった。」

「なあに?」

「新人の永澤と高山に何か話してあるのか?」

「え?」

「いや、まあ、永澤にはあの時世話になったからお礼言ったら。気にしないでく

ださいと言いながら含みのある笑いをされたよ。」

「高山には、佐伯さんによろしく。といわれた。」

~~っあいつら///
「郁人ごめんっ。」