全員が憔悴していて、部屋に戻って行った。 真奈はそれを見送った。 全員の無事を祈りながら。 「そろそろ、本当に探り始めた方がよくない?」 「そうだけど、どこまで本心で話してくれるのかな?」 真奈の部屋では、真奈と寛子が今後のことについて話していた。 「それは分からないけど、このままじゃどんどん悪くなる。 目の前で起きてるのに、何も出来ないまま、人を死なせたくはない」 真奈の力強い言葉に、寛子も頷いた。