それもそのはず。

立て続けに、殺人が起きたのだから。

そして犯人は、ここにいる誰かなんだから。




「木島さん、なんか恨みでもかってるんじゃないの!?」




麻衣が菜々を睨みながら言った。


泣きたいのは菜々のはずなのに、麻衣と彩が泣いていた。




「ちょっと、それどういう意味よ?」




菜々に矛先が向いたところで、優梨が反論した。