誰かに言ったら、優梨と逢えなくなる可能性があるから。 「とりあえず、ご飯食べに行こうか?」 「うん!」 誰になんと言われようと、優梨と一緒にいたかったんだ。 それから2人は、居酒屋に行った。 つい最近、菜々も20歳になり、お酒が飲めるようになった。 「じゃ、乾杯ー!」 「お疲れ様ー」 コップをコツンと当て、2人共飲み、喉を潤した。 そして、次々に来る料理を食べ始めた。 「そうそう、菜々。 こんなの来た?」