部屋に1人残った菜々は、考え込んでいた。




「優梨ちゃんが振ったのかな?
でも、別れたこと怒ってんのかって、健二くんが振ったってことだよね?」




“後悔してるんだ。
優梨と別れたこと”



菜々の頭の中で、その言葉ばかりがぐるぐる回っていた。


どうしたらいいのか分からなくて、悩んでいた。


優梨の気持ちも、健二の気持ちも分からない。