「優梨っ!」 そんな健二の呼び掛けに応答することなく、扉は閉まった。 外では、優梨が泣いていた。 精一杯の強がりだった。 「忘れることなんて、出来るわけないだろう……」 健二の呟きは、全員の想いだった。 誰にとっても優梨は、大切な人。 そんな人を忘れて、幸せになんかなれないと、この半年で実感した。 だけどその後、優梨と2度と逢うことはなかった……。 *fin*