くすりと笑う優梨に、少しだけ恐怖を感じた。 「だけど彼女は、下調べをして招待状を送ったのと、私のアリバイ作りをしただけだけどね」 「え? たった、それだけ?」 「両親の事件は、法で裁いてもらうから」 驚きの言葉だった。 殺しをさせていないことと、法で裁いてもらうこと。 どれが本当の優梨の姿か、分からなくなってきた。 「私の今回の目的は、実行犯を裁くことではないから。 大切な妹を奪った張本人を裁くことだった。 ただ、私と菜々が知り合ったのは偶然だから。 私は、そこまで仕組んでいないよ」