「菜々は、強力な催眠術で消されて、定期的に受けないと戻ってしまうんだ。 命令していた人はこの世にいないし、消した本人もここで捕まっているから」 そう言って、優梨は美希を指した。 それに全員は、驚きを隠せない。 「伊藤さんが、記憶を消していたの?」 「ちょっと待って。 それより、何で伊藤さんは捕まっているの?」 不安そうな菜々の言葉を止めて、真奈が聞いた。 誰もその理由が分かっていない。