呟くように言う真奈。 未だに信じられないようだった。 「寛子に聞いたよ。 西島くんを気にしていたんだって? 彼に逢って、少しだけ記憶が甦って来たのかも」 嬉しそうに言う優梨に対し、真奈は複雑そうだった。 そんな真奈に、真司は1枚の写真を差し出した。 「信じなくてもいいけど、一応これが証拠」 差し出された写真には、幼い男女が写っていた。 それは、誰が見ても、真奈と真司だった。