それは、ずっと秘めていた優梨の心の声だった。 「麻衣だって、悪い訳じゃないのに。 ただ、私の歪んだ愛情のせいなのに。 コントロール出来なかった。 彩だって、隙を見て連れ出して眠らせて……。 でも、彩の顔を見たら手が止まってしまって。 そのうちみんなが来て、ほっとした。 誰かに止めて欲しかった。 ダメだよって言って欲しかった。 なんて、言い訳だよね……」 悲しそうに微笑んだ。