真奈の力強い言葉に、寛子も頷く。




「そうだよね。
うちもそれは思うし、本人からちゃんと聞きたい」




寛子の声にも自然と力が入った。


2人の想いは同じだった。




「行こう!
みんなの元へ。
これ以上殺人が起きる前に、最後の1人を手にかける前に、止めなきゃ!」




2人は頷く。



証拠はない。

でも、止めたい。


そんな想いだけで2人は、大広間に向かった。