立っていられなくなって、座り込んだ。


全身が震えている。




「寛子ちゃん、落ち着いて。
彩ちゃん、発見状況を説明してくれる?」




優しく言われる真奈の言葉に、少しだけ表情を和らげた。




「お昼まで解散となったあと、いったん自分の部屋に戻ったんだ。
30分ぐらいしてから麻衣の部屋に行ったの。
その時は普通で、何事もなく話してた。

それからお昼が近くなった頃、麻衣がビタミン剤を飲んだの。
そしたら急に苦しみ出して……血、吐いて……」