「亜美!来てくれたのか?」 少し伸びた髪が、いっそう男の色気を出していて、10ヶ月で、洸輝は少し変わったみたい。 「うん!驚かそうと思って、黙ってたの」 メールで送っても良かったんだけど、サプライズだと喜んでもらえるかなと思ったんだ。 「ありがとな。お前、どうやって来たんだ?」 「バスよ」 「じゃあ、一緒に帰ろう。迎えが来てるはずだから」