僕が空を見上げていると、急に何かがぶつかってきた

少し痛い背中を擦りながら振り返ると、そこに居たのは僕が唯一愛しく思う、君だった……

抱きしめたいのを我慢して、僕は君に背を向けた

すると君の方から抱きついてきた

正直驚いた

そして、意外な言葉を聴いた

寂しかった

苦しかった

ずっとずっと、会った時から好きだった

‘好き’

そう言ったんだ……

それを聴いて僕は、とても嬉しくて思わず君を抱きしめた

そしてやっと言えるんだ


あの日から隠し続けた、僕の本当の気持ちを―――