「…そうか。なら訊きたいことはたくさんあるだろう。ここでは落ち着いて話せまい。広いところへ行こう。」 「え…そんなところがあるんですか?」 今まで散々走って来たのに人っ子一人ならず何もなかったはずなのに…。 「行き方、というのがあるのだよ」 そう言って男はいきなり壁を思いっきり殴った。 「!?」 いきなりのことにもちろん驚く俺。 壁からはさっきの黒い液体が大量に出てきた。