それはまだ海につく前の機内での事



「ねぇ茉夜ってどんな水着着てきたのー?」


そう可愛く訪ねてきたのは汰叶



『ムフッ見たい?』


「おい気持ちわりいよ。」



『なっ!!知ってるもん!!』



「ねぇ茉夜!!泰芽なんか放っといて水着見せてよ!!」



そう言って来たのは比奈汰



『いいよ~』



実はあたしこの水着を早く来たくて服のしたに着てきたの



だからすぐにお披露目できちゃうわけ



『じゃーん!!どう?』



あたしが身に付けている水着はピンクに大きめのドットで胸元とミニ丈のフリルスカートには大きなリボンが付いていてメチャメチャ可愛い



一目惚れして自分に似合うかなんて二の次で速攻買ってきた



「茉っ茉夜本当にそれで遊ぶの?」



『うん!!もう早く着たくてウズウズしてたんだもん!!当たり前じゃん!!』



あたしがそう言うと比奈汰、汰叶、泰芽は3人で何やら話始めてしまった



やっぱ似合わないよなぁ



でも茉夜っ!!ここでめげたらいかんぜよ!!



他の奴らにも意見を求めるのだ!!



あたしは気を取り直して近くにいた翡翠に後ろから近寄り肩をつんつんとして



『ちょいと仁科氏。あたしの水着どうかな?』


と尋ねた



「茉夜…まじでそれで行くの?」



『翡翠もそれ?さっきも比奈汰達に見せたら同じような事言われたし。やっぱ…変だよね?』


「いっいやっそのっ変ていうか…ごめんっ」



そう言って翡翠は比奈汰達の所へ行ってしまった