ありのままの、あなたが欲しい。

パラパラとめくってみるが、書いてあるのは地区の行事やら健康診断のお知らせばかり。


すぐに閉じて、さっさと隣の部屋に回そうとサンダルを突っかけた。



「…そういえばお隣りさんって…」



あの美人な人妻…
たしか名前は藤咲さん、だったっけ。


いつもなら郵便受けに入れるだけだが、彼女にしたら初めての回覧だからどっちに回すか教えなきゃいけない。



ドアを開けようとして一瞬考え…

また部屋に戻って一応ジーパンに履き変え、鏡を見て寝癖を簡単に直した。


ただなんとなく…


だらしない自分を見られたくなかったんだ。